「出版界これまでの50年とこれからの10年
−出版ビジネススクールとともに歩んできて」

講師:専修大学教授 植村 八潮 氏
     (株)新文化通信社 丸島 基和 氏
     (株)コンテンツジャパン 堀 鉄彦 氏
     日本書籍出版協会 中町 英樹 氏


■日時 2020年1月24日(金) 午後6時15分〜午後8時15分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 5,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6 ニューライトビル1024
      TEL(03)3868-2814 / FAX(03)3868-2824

ご参加のおすすめ

出版ビジネススクールが始まったのは、1974年です。ほどなく出版市場の拡大が始まり、雑誌の黄金時代が訪れました。一方で、漫画の読者が青年に拡大したことで「活字離れ」も叫ばれるようになっています。この50年間、日本型出版産業システムの創出とともに出版ビジネスは歩んできました。時代ごとに出版ビジネススクールのテーマを振り返り、これからの10年、どのように出版ビジネスを再構築し、未来を創出していくのか。業界を代表する論者と参加者の皆さんと考えてみたいと思います。


《主な講義予定内容》

◎講座の内容は、時間などの都合で若干変わる場合があります。
●植村八潮氏/専修大学教授
 ・出版ビジネススクールの50年と出版界の50年 
●丸島基和氏/(株)新文化通信社 代表取締役
 ・2019年の10大ニュースと、一部その解説。 
 ・「出版市場」の誤った定義
 ・日本政府の国策とコンテンツ産業の将来
 ・マーケットイン型流通で問われること
●堀鉄彦氏/(株)コンテンツジャパン 代表取締役
 ・デジタルファースト化のこれまで
 ・出版ビジネスに与えた影響
 ・デジタルファースト出版の成功原理
●中町英樹氏/日本書籍出版協会 専務理事
 ・すべての経営は「組織開発」に始まる
 ・大手出版社の変革とビジネスモデルの転換
 ・新たなプラットフォームの構築に向けて

【講師略歴】

植村 八潮 (うえむら やしお)氏

1978年東京電機大学出版局勤務、同局長を経て、2012年より専修大学文学部教授(博士)及び(株)出版デジタル機構代表取締役に就任。
2014年(株)出版デジタル機構取締役会長を退任。
専門は出版学で日本の電子書籍の研究・普及・標準化に長らく携わってきた。
日本出版学会会長、納本制度審議会委員 IEC(国際電気標準会議)
TC100/TA10(eブック標準化分科会)マネージャー

丸島 基和 (まるしま もとかず)氏

1963年生。東京出身。85年に法政大学卒業、同年にニッパン・ポニーに入社。
日本出版販売に出向し、ビデオ・CDレンタルなど複合書店の出店事業に携わる。
89年に出版専門紙・新文化通信社に入社。05年に社長に就いた。

堀 鉄彦 (ほり てつひこ)氏

1986年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社。
日経イベント、日経パソコン、日経ネットナビなどの雑誌副編集長を経て、
2010年4月から2015年3月末まで日経BP社ライツセンター/コーポレート管理室マネージャー。メディア業界の動向調査や著作権・版権、出版業界団体関連の業務を担当。2011年に主要出版団体・出版社が参画する形で「出版海賊版対策会議」を立ち上げ、事務局長(座長)(2015年まで)経済産業省の海外コンテンツ輸出調査や海賊版対策などの委員を歴任。
現在、「文化通信」にて「デジタルトレンド」を連載中。2018年4月に(株)ブロックチェーンハブに参画。グループ内に(株)コンテンツジャパンを立ち上げる。

中町 英樹 (なかまち ひでき)氏

日本経済新聞社入社 出版局局次長兼営業部長、日経ホーム出版社常務取締役、日経BP出版センター代表取締役社長等を経て、現在一般社団法人日本書籍出版協会専務理事
経済産業大臣登録中小企業診断士、BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ