出版コンテンツへのAI活用

―出版の将来を支えるテクノロジーとイノベーション―

講師:株式会社Books&Company 代表取締役/編集者 野村 衛 氏
コーディネーター:専修大学 文学部教授 博士(コミュニケーション学) 植村 八潮 氏


■日時 2019年8月29日(木) 午後6時15分〜午後8時15分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 6,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6 ニューライトビル1024
      TEL(03)3868-2814 / FAX(03)3868-2824

ご参加のおすすめ

人工知能が小説を書く?
昨年「商業出版」を目指すとして取り組み始めた「AI小説」。
当初、世の中の反応はきわめて 薄かった。
しかし、プロジェクト開始後、半年たってAIは小説を書き始めた。
出版業界の退潮が現実となる中、Books&Company社は新しい書き手として、
人工知能作家を受け入れることにした。
彼(彼女)は業界の救世主となることができるのか、
はたまた作家という人間の仕事を奪う悪魔なのか。
このプロジェクトを通じて見えてきた業界の課題と将来。
出版人にとってのテクノロジーとイノベーションについて、私的見解を含めて読み解きます。


《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
1.AIとは何か?
2.AI小説プロジェクト概要とその背景
3.AIは村上春樹作品を理解できたか?
4.AIによる文章生成、その実際
5.社会課題の解決、顧客ニーズの充足をAIがいかにして満たすのか
6.Contents Meets Technology〜AI小説大賞開催へ
7.出版業界における持続的イノベーションと破壊的イノベーション
8.組織の壁を突破する法
9.まとめと質疑応答

【講師略歴】

野村 衛 (のむら まもる)氏  株式会社Books&Company 代表取締役/編集者    

東京都出身  慶応義塾大学経済学部卒
1989年集英社入社 女性誌でアート・カルチャー・人物・トラベルを担当したのち
ECサイト構築、ウェブメディア事業、版権事業などに従事
2017年電子書籍の制作・配信会社 Books&Companyを創業。
2018年からAIを利活用した小説執筆プロジェクトを開始。
NHK「人間ってナンだ? 超AI入門」に出演(4月)
 日本ペンクラブ会員 日本出版学会会員
 地元市川市では民間図書館の運営、ブックフェアの開催も


【講師略歴】
コーディネーター:専修大学 文学部教授 博士(コミュニケーション学) 植村 八潮 氏

1978年東京電機大学出版局勤務、同局長を経て、2012年より専修大学文学部教授(博士)及び(株)出版デジタル機構代表取締役に就任。
2014年(株)出版デジタル機構取締役会長を退任。
専門は出版学で日本の電子書籍の研究・普及・標準化に長らく携わってきた。
日本出版学会会長,納本制度審議会委員 IEC(国際電気標準会議)
TC100/TA10(eブック標準化分科会)マネージャー

著書:
『電子出版の構図:実体のない書物の行方』(印刷学会出版部 2010年)
『電子書籍制作・流通の基礎テキスト』(ポット出版 2014年編著)
『ポストデジタル時代の公共図書館』(勉誠出版 2017年共編著)


★NHK「人間ってナンだ? 超AI入門」

     4月17日(水)Eテレ/講師:野村衛氏 出演しました