ロングセラー絵本の魅力と大切さ

―子どもたちと出版界の未来を見据えて―

講師:吉井 康文 氏(前こぐま社 代表)


■日時 2019年8月27日(火) 午後6時15分〜午後8時15分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 6,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6 ニューライトビル1024
      TEL(03)3868-2814 / FAX(03)3868-2824

ご参加のおすすめ

 ロングセラーは、出版社にとっても読者にとっても、宝物と言える存在です。特に絵本の世界では、多くのロングセラーが生まれています。そこにはどんな秘密があるのでしょうか。
 それがわかれば、出版社にとっては喜ばしいことです。しかし、そう簡単なことではありません。絵本を評価するのは、幼い子どもたちなのですから、時間がかかるのです。
 50年以上読み継がれているロングセラー絵本には、いくつかの共通点が見いだせます。今回は、今までのロングセラー絵本を何冊か読み解き、新しいロングセラー絵本を生み出すために、その秘密に迫ってみたいと思います。
 そしてそのことが、子どもたちの未来、出版界の未来に何をもたらすのかを、ご一緒に考えてみましょう。



《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
○ロングセラー絵本の歴史
―世界と日本
○絵ということばで物語を展開する
―ページをめくらせる力
○絵を読む力、読ませる力
○絵本の中のアイデンティティ
―自分が自分であること
○瀬田貞二氏の指摘する児童文学の原型的主題「往きて帰りし物語」
―安心して帰れる場所

【講師略歴】
吉井 康文(よしい やすふみ)氏

1958年大阪に生まれる。中学時代より絵本に興味を持ち、関西学院大学卒業後、書籍取次会社を経て、こぐま社に入社。
現在は、講演会活動や絵本研究の講師を務める。また幼稚園でも、子どもたちに絵本の読み聞かせを行っている。
前こぐま社代表。