編集デザインの基本講座

―基本を知ることで制作作業も楽になる―

講師:有限会社あむ 代表/エディトリアルデザイナー 荒瀬 光治 氏


■日時 2019年7月25日(木) 午後2時30分〜午後5時30分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 9,000円 (テキスト 『編集デザイン入門』 付)
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6 ニューライトビル1024
      TEL(03)3868-2814 / FAX(03)3868-2824

《ご参加のおすすめ》

新人編集者やデザイナー、あるいは制作プロダクションの進行管理担当者など、出版物制作に関わる方のためのデザイン基礎セミナーです。
まずは体系的に本や雑誌など制作システムを理解することで、無駄をなくし無理のない制作環境を構築できます。経験者の方の再確認の場にもご利用ください。


《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
1.デザイン作業の流れと管理 (14:30〜15:30)
文字校正は2校が原則という基本
5校も6校も文字校正をとり、色校正で文字表記の統一をするなど、ばかげた進行がまかり通っています。
制作システムの基本を理解すると作業もスムーズになります。
2.本のデザインと造本設計 (15:40〜16:30)
ブックデザインの考え方と本の構造
本の顔であるカバーデザインは、書店で読者の手に取ってもらうための重要な意味を持ちます。しかし顔が良くても中味が伴わなければ、読者はその本をレジまでは運びません。
3.雑誌デザインの基礎 (16:40〜17:30)
見せ方と読みやすさの科学
本文の流れや写真のトリミングと向きによる誌面配置など、視覚演出としてのレイアウトの基本と字詰と行間の関係など可読性の考え方についても解説したいと思います。

●使用テキスト
「編集デザイン入門 ―編集者・デザイナーのための視覚表現法」
(出版メディアパル刊、荒瀬光治著)
  1. デザインの前に(制作システム・印刷の種類・印刷文字・組版の基本・書体・可読性・用紙の規格と判型)
  2. 書籍のデザイン(書籍の名称とデザイン要素・カバーデザイン・書籍の本文デザイン・組版の基本)
  3. 誌面デザインの基本(誌面の名称・本文の流れとレイアウトの禁則・写真の扱い・視覚イメージ)
  4. 誌面デザインの実際(レイアウト用紙・レビュー用紙・表組や図版デザイン・データ作成の注意と扱い)
  5. 印刷管理(文字校正・製版校正〔青焼き・色校正〕・印刷の写真再現・色のイメージ)
付録 (カラーチャート・レイアウト指定紙の作成・改正校正記号表・級数指定ガイド)

【講師略歴】
荒瀬 光治(あらせ みつじ)氏 / 有限会社あむ代表 エディトリアルデザイナー

武蔵野美術大学卒。有限会社あむ代表。エディトリアルデザイナー。
週刊朝日百科日本の歴史・朝日学習年鑑などの本文レイアウト、ベネッセ小学国語辞典の本文デザインなど単行本のフォーマットや装幀を手掛ける。
元日本ジャーナリスト専門学校講師として、「編集デザイン」などの講座を29年間担当する。

著書:「編集デザイン入門」「図書をデザインする」