◆実践講座◆

校正のレッスン【基礎編】

〜デジタル時代に身につけたい 校正者の技と知恵〜

講師:ぼっと舎 代表 大西 寿男 氏


■日時 2019年5月29日(水) 午後6時〜午後8時30分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 9,000円(テキスト『校正のレッスン〈改訂3版〉』 1,600円付)
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6 ニューライトビル1024
      TEL(03)3868-2814 / FAX(03)3868-2824

ご参加のおすすめ

出版物のみならず、Webや放送、広告や商業印刷など、文字情報をあつかう際に欠かせない、校正というプロセス。
誤った情報や、不適切な表現を避けるために、校正が非常に重要だということは、誰しも知っています。
でも、実際に始めてみると、どうやればいいのか、どこまでやればいいのか、迷うことだらけ。

 ・ 漢字の誤変換、どうやったら見落とさないの?
 ・ 正しい表記の統一って?
 ・ 表現はどこまでチェックしたらいいの?
 ・ 校正記号がわからない……

そんなあなたに、校正者が実践してきた、すぐに役に立つ知恵と技をお伝えします!

校正には、2つの役割があります。
リスクマネジメントとしての校正と、言葉のエンパワメントです。
本講座では、校正の実践的なノウハウを学ぶとともに、いま、このデジタル時代に必要な校正とは何かを、より深く解き明かしていきます。

「校正って、たんなる間違い探しじゃなかったんだ!」
校正のイメージが、きっと変わってくることでしょう。
編集者、校正者、ライター、デザイナー、組版者、印刷所、ほか、
日々、現場でお悩みのみなさまのご参加をお待ちしています。

ぼっと舎・大西寿男


《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
●第1部ケアレスミスのタイプ──校正練習課題から
●第2部すぐに役立つ校正のノウハウ(実践編)
・一人読み合わせ校正
・校正20の知恵
●第3部DTPのワークフローのなかで
・漢字の字体とJIS
・組版──InDesignとのつきあい方
●第4部校正のコミュニケーション力
・共通語としての校正記号
・リスクマネジメントとしての校正
・言葉のエンパワメント
*事前に練習課題を配布いたします。 セミナー当日、校正したものをお持ちください。
解答例を配り、解説します(提出の必要はありません)。

【講師略歴】大西 寿男(おおにし としお)氏

1962年、神戸市生まれ。岩波書店、集英社、河出書房新社、メディカ出版などの外部校正者として、文芸書・人文書から実用書や新書・専門書まで手がける。また、一人出版社「ぼっと舎」を開設、編集・DTP・手製本など自由な本づくりに取り組んできた。
2009年に“校正とは何か?”を追究した著書『校正のこころ』(創元社)が“これまでになかった包括的な校正の方法論”として反響を呼ぶ。一昨年、改訂3版にグレードアップした『校正のレッスン』(出版メディアパル)はその実技編。
企業や大学、カフェなどで校正セミナーやワークショップを担当。技術だけでなく、校正的な考え方や心がまえも教える。2016年、ことばの寺子屋「かえるの学校」を共同設立。

【ウェブサイト】
 ぼっと舎 www.bot-sha.com
 かえるの学校 www.school-of-frog.jimdo.com

【著書】
 『校正のこころ』(創元社)、『校正のレッスン』(出版メディアパル)、
 『セルフパブリッシングのための校正術』(日本独立作家同盟)、
 『これからのメディアをつくる編集デザイン』(共著、フィルムアート社)ほか