出版不況を乗り切るための

ITで変える中小出版社 これからの営業

―POSデータ・共有書店マスタ・新出版ネットワーク(出版VAN)・
 出版情報登録センター―

講師:(株)語研 取締役営業部長 高島 利行 氏


■日時 平成30年4月5日(木) 午後6時15分〜午後8時15分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 5,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
      〒113-0033 東京都文京区本郷2-25-6 ニューライトビル1024
      TEL(03)3868-2814 / FAX(03)3868-2824

ご参加のおすすめ

人的な要素が多く効率化が困難であると考えられてきた出版社の営業や販促の業務ですが、市場調査・販売促進・受注・物流、社内での情報共有など、ITの活用で改善の余地が存在します。
今回の講座では、市場の調査(POSデータの活用)・書店情報の一元管理(共有書店マスタの活用) ・取次とのデータ交換(新出版ネットワークへの接続) ・販促ツールの共有化(社内LANの活用) ・受注情報のマルチユース(業務システムとの連携) ・情報の一元化の要となりつつあるJPRO(JPO出版情報登録センター)の活用等について、語研の具体例に沿って説明するとともに、出版営業の業務のこれからについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

語研 高島


《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
1)売行調査を変えたPOSデータ
・POSデータの概要
・PubLineとP-Net
2)データ収集の準備
・書誌(商品)マスタの整備
・書店マスタの整備
  共有書店マスタの導入
・データベースの導入
  ExcelやAccessの利用
  外部への開発依頼
3)データから見えること
・POSデータは「顧客の声」
・重点商品・重点店舗・重点地域
・広告効果の測定
・増刷のための資料
・他社データを読む
4)書店データの一元化
・共有書店マスタの導入と活用
  全ての書店データをコードで管理
・営業が確認できる書店一覧
 (データ付き)
5)取次とのEDI
・新出版ネットワーク(出版VAN)への接続
・現地故紙化
・取次在庫の活用による物流の高速化
6)販促ツールの共有
・誰でも使える環境づくり
・社内LANの活用
・クラウドサービスの活用
7)受注情報の入力
伝票やメモの入力回数を減らす「マルチユース」
・日報のシステム化
・業務システムとの連携
8)JPO出版情報登録センター
・近刊・既刊・出版権情報の一元化
・近刊情報と重版(増刷)情報
・書誌情報の国際標準への対応の意味
・openBD活用の可能性
9)質疑応答・名刺交換

【講師略歴】高島 利行(たかしま としゆき) 氏

1965年、北海道生まれ。
書店アルバイト・コンピュータ関連出版社を経て、(株)語研入社。
現在取締役営業部長として勤務。