◆これからの出版流通はどう変わるのか◆

取次の決算書を読む

―そこから見えるもの―

講師:ノセ事務所代表 能勢 仁 氏


■日時 2016年10月5日(水) 午後6時15分〜午後8時15分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費 7,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
    〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-11
    TEL(03)3234-7623 / FAX(03)3238-9420

ご参加のおすすめ

 今年の決算ほど注目されたことはありません。ご存知の通り7つあった総合取次が二取次を残し、他はすべて転んでしまったからです。二大取次にしても、一社の中間決算は厳しいものでした。この間大阪屋は栗田を吸収合併する作業に追われておりました。
 6月末に行われた取次各社の株主総会では、各社純利益をあげていたのでほっとしました。トーハン23億円、日販10億円、大阪屋1億1,300万円の純利益でした。特に大阪屋は大阪屋として最後の決算でした。今年から二強時代が始まります。しかし新生大阪屋栗田は出版界全体で盛り上げ、育ててゆかねばなりません。
 目の離せない取次環境を知るには、取次の決算書を読むことから始まります。
是非当セミナーに参加され、勉強して下さい。



《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
  1. 取次の機能と役割
  2. 貸借対照表からみたトーハン
      貸借対照表からみた日販
  3. 両取次にみられる差異
  4. 損益計算書からみたトーハン
      損益計算書からみた日販
  5. 両取次にみられる差異
  6. 取次の株価
  7. 連結決算書にみるトーハン、日販
  8. 取次傘下の子会社分析
  9. 最後の大阪屋の決算は
  10. 取次からみた出版社評価基準
  11. 二強に期待すること、お願いすること

【講師略歴】
能勢 仁 (のせ まさし) 氏

1958年慶應義塾大学文学部卒業、高校教諭を経て、(株)多田屋 常務取締役、(株)平安堂 取締役FC研修部長、(株)アスキー 取締役出版営業統轄部長、太洋社勤務、
1995年ノセ事務所設立、書店クリニック出版コンサルタントとして今日に至る。

主な著書: 「世界の本屋さん見て歩き」出版メディアパル
       「本の世界に生きて50年」論創社、「商人の機微」中央経済社
       「昭和の出版が歩んだ道」出版メディアパル、等20数点。
       「本を知る本」ミネルヴァ書房刊
       「出版業界版 悪魔の辞典」出版メディアパル刊
新刊  : <カラー版>「世界の本屋さん図鑑」出版メディアパル刊