web時代に出版社は何をしたらいいのか
ビジネスとしての電子出版と紙出版

講師:出版デジタル機構 代表取締役社長 新名 新 氏
司会:文化通信社 常務取締役編集長 星野 渉 氏


■日時 平成28年7月21日(木) 午後6時15分〜午後8時15分
■会場 文化産業信用組合 会議室
      (千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル3階)
■会費  7,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
    〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-11
    TEL(03)3234-7623 / FAX(03)3238-9420

ご参加のおすすめ

 日本電子書籍出版社協会がEPUBの標準仕様を発表し、AmazonやKoboが日本に上陸した2012年はまさに「電子書籍元年」でした。しかし、出版界では「確かにそうだった」と考える人々と、「いや未だに電子書籍の時代は来ていない」と思う人々に二分されています。 2012 年から4年が経過した現在、なぜそのような差が生じているのか。 長年、電子出版に携わってきた出版デジタル機構の新名新社長に、そのような状況を解き明かし、電子出版ビジネスの現場で本当に起きていることを話していただきます。
 さらに、出版におけるデジタル化やwebの意味を、主としてビジネスの側面から分析し、これからの時代、出版ビジネスがどのような方向に向かうのか、アメリカより先に進んでしまっているかもしれない日本の出版コンテンツの状況も紹介してもらいます。
 そのうえで、webの時代に出版社は何をしたらいいのか、その際、出版デジタル機構という会社がどのような役割を果たすのかについてもお話しいただきます。



《主な講演内容》

◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。
  • 電子書籍と紙書籍の本当の違いは何なのか?
  • 電子書籍は日本の出版界を救えるのか?
  • 電子書籍は紙書籍の敵なのか、味方なのか?
  • 電子書籍の登場で日米の出版界に起きている変化とは?
  • 欧米出版社は何を目指してているのか?
  • webの時代に今後の出版ビジネスはどうなるのか?

【講師略歴】
新名 新(にいな しん) 氏

出版デジタル機構代表取締役社長、1954年東京生まれ。
上智大学文学部卒業後、80年中央公論社入社、96年角川書店(現KADOKAWA)入社、05年モバイルブック・ジェーピー社外取締役、07年角川書店常務取締役、07年角川書店常務取締役、12年ブック・ウォーカー社外取締役、13年より角川文化振興財団、14年から現職。

【講師略歴】
星野 渉 (ほしの わたる)  氏

1964年生まれ、國學院大學文学部日本文学科卒。
(株)文化通信社 常務取締役編集長、東洋大学非常勤講師、日本出版学会副会長。
NPO法人本の学校 理事長。
著書
『オンライン書店の可能性を探る(Publishing now)書籍流通はどう変わるか』(日本エディタースクール)2001年
『白書出版産業』(文化通信社)2004年、 『出版メディア入門』(日本評論社)2006年
『読書と図書館―図書館の最前線 4』(青弓社)2008年、
『出版産業の変貌を追う』(青弓社)2014年