- ■日時 平成28年6月23日(木) 午後6時15分〜午後8時30分
- ■会場 岩波セミナールーム
(岩波ブックセンター裏3F、神田神保町交差点 徒歩2分)
- ■会費 7,000円
- ■企画 出版研究センター
- ■主催 出版ビジネススクール事務局
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-11
TEL(03)3234-7623 / FAX(03)3238-9420
ご参加のおすすめ
著作権制度の存在は、著作者が生活を維持し、出版社が営利企業として活動できる根拠であると言っても過言ではありません。著作権によって著作物が守られているからこそ、著者は印税を受け取ることができ、 出版社は海賊版等の不正利用に対抗することができます。ところが、出版社の日常業務が、このような著作権制度について、実はあいまいな理解のもとに行われていると言わざるを得ない場面があります。著作権が問題になった事例を見ても、事前に少しの注意を払っていれば大事に至らなかったことがほとんどであるといえます。
この講座では、できるだけ具体的な例を上げ、日常の業務の中で正しく著作物を利用するにはどのような点に留意すればよいかについて、基本的な概念を中心にお話します。
さらにTPPの著作権関連事項、権利の制限規定の拡大についての議論等、著作権をめぐる動きについても最新の状況と今後の見通しについてお話します。
《主な講演内容》
- どこまで許諾を受けなければならないか?
著作物性の有無、引用の可否
- 著作権侵害のリスクを最小限に抑えるには?
侵害の訴えへの対応にはコストがかかる
- 出版契約で何を守ることができるか?
電子化、オンデマンド、二次使用
- 著作物の新たな利用形態に関する制度改正の最近の動き
TPP関連の制度改正、柔軟な権利制限導入の動き、教育の情報化への対応
【講師略歴】 樋口 清一(ひぐち せいいち)氏
1958年 神奈川県生まれ
1981年 東京大学法学部卒業、第一勧業銀行入行
1985年 日本書籍出版協会事務局に入局
1998年 同 調査部長
2008年 同 事務局長(調査部長兼任)、現在に至る
(社)日本複写権センター理事(2002年〜)
出版学会理事(2006年〜)
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