二強時代の出版営業

―変化する流通に対応するために―

講師:ノセ事務所代表 能勢 仁 氏


■日時 平成28年5月27日(金) 午後6時15分〜午後8時30分
■会場 岩波セミナールーム
      (岩波ブックセンター裏3F、神田神保町交差点 徒歩2分)
■会費 7,000円
■企画 出版研究センター
■主催 出版ビジネススクール事務局
    〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-11
    TEL(03)3234-7623 / FAX(03)3238-9420

ご参加のおすすめ

いよいよ大阪屋栗田が始動しました。激しい荒波に漕ぎ出した舟と見ることは酷でしょうか。業界全体が温かい目で見、協力して育てる気持ちが必要だと思います。
取次崩壊でダメージを受けた出版社は、自力で回復しなければなりません。
今回の研修では出版社の現状、新しい動き、取次対応の変化、発展要素はあるのか等を中心に考えてみたいと思います。取次、書店は大変化しています。両者に介在する出版社は、今こそ変化しなければならない時期にあります。



《主な講演内容》

◎ 出版社の現在とこれから
1. 直取引はどうなっているのか
2. 他出版社とのコラボ活動は
3. 書協、雑協の活用
4. 海外輸出はどうなっているか
5. オンデマンド出版は
6. 電子書籍、雑誌の状況
◎ 取次はどこにゆく
1. 直営店の激化
2. 書店リベートの状況
3. 入金状況は
◎ 書店はどうなる
1. 対角線取引の崩壊
2. 書店を悩ませる経営指標
3. 小書店の誕生の意味するもの

【講師略歴】
能勢 仁 (のせ まさし) 氏

1958年慶應義塾大学文学部卒業、高校教諭を経て、(株)多田屋 常務取締役、(株)平安堂 取締役FC研修部長、(株)アスキー取締役出版営業統轄部長、太洋社勤務、1995年ノセ事務所設立、書店クリニック出版コンサルタントとして今日に至る。
主な著書:「世界の本屋さん見て歩き」出版メディアパル、「本の世界に生きて50年」論創社、「商人の機微」中央経済社、「昭和の出版が歩んだ道」出版メディアパル、等20数点。
新刊:「本を知る本」ミネルヴァ書房刊、「出版業界版 悪魔の辞典」出版メディアパル刊