【文化通信社 共催企画メディアセミナー】

大阪屋と栗田の今後と、これからの出版業界

−ドイツの書店ビジネスから俯瞰する−

講師:専修大学 教授 植村 八潮 氏
    文化通信社 常務取締役編集長 星野 渉 氏


■日時 平成27年10月14日(水) 午後6時15分〜午後8時30分
■会場 岩波セミナールーム (岩波ブックセンター裏 3F;神田神保町交差点 徒歩2分)
■会費 6,000円
■企画 文化通信社/出版研究センター
■共催 文化通信社/出版ビジネススクール
      〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-11
      TEL(03)3234-7623 / FAX(03)3238-9420

ご参加のおすすめ

(◎講座の内容は、時間の都合で若干変わる場合があります。)

昨年、取次第三位の大阪屋の債務超過が明らかとなったのに続き、今年は第四位の栗田出版販売が民事再生手続きに入った。そして両社は来春、経営統合して取次第三極を目指すという。これまで盤石だと考えられ、戦後の出版産業を支えてきた取次がなぜこれほどまで苦境に陥っているのか、大手2社の今後はどうなるのか。そして、大きな転換点を迎えた出版業界で、出版社や書店はなにを考えなければならないのかを、6月に文化通信社が日本出版インフラセンターと実施したドイツ視察の内容を交えて考察する。


【講師略歴】
植村 八潮(うえむら やしお)氏

専修大学文学部教授 博士(コミュニケーション学)
日本出版学会副会長,納本制度審議会委員
IEC(国際電気標準会議)TC100/TA10(eブック標準化分科会)マネージャー
1956年生まれ,東京電機大学工学部卒業。東京経済大大学院博士課程修了。
1978年東京電機大学出版局勤務,同局長を経て,2012年より専修大学文学部教授(博士)および(株)出版デジタル機構代表取締役に就任。
2014年6月(株)出版デジタル機構取締役会長を退任。
専門は出版学で日本の電子書籍の研究・普及・標準化に長らく携わってきた。

主な著作:
『電子出版の構図:実体のない書物の行方』(印刷学会出版部,2010年),
『電子書籍制作・流通の基礎テキスト』(ポット出版、2014年、編著)他

星野 渉 (ほしの わたる) 氏

1964年生まれ、國學院大學文学部日本文学科卒。
(株)文化通信社 常務取締役編集長、東洋大学非常勤講師、
日本出版学会理事・事務局長。
NPO法人本の学校 副理事長。

著書:
『オンライン書店の可能性を探る(Publishing now)書籍流通はどう変わるか』
(日本エディタースクール)2001年
『白書出版産業』(文化通信社)2004年、『出版メディア入門』(日本評論社)2006年
『読書と図書館―図書館の最前線 4』(青弓社)2008年、
『出版産業の変貌を追う』(青弓社)2014年